皆さんこんにちは!
「ミニトマトを育ててみたいけど難しいのかな…」
「種から育てるにはどんなものが必要なんだろう…」
このような悩みを持つ方に向けて、家庭菜園を行ってから毎年ミニトマトを育てた経験から、失敗談を含めて育て方についてまとめていこうと思います。
初心者にとってできるだけ取り組みやすいよう、必要な事だけ書いてみました。役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしていってください!
ミニトマト栽培で必要なこと概要
ミニトマト栽培で必要な作業は主に以下のものがあります。
- 種の植え付け~定植
- 栽培管理
- 収穫
種の植え付け~発芽までは、苗を買うことで飛ばすことも可能です。
このような事を行う上で必要なものは主に以下のようなものがあります。
- 培養土
- 植物苗ポッド
- 肥料(トマト専用のものだと良い)
- 支柱
- 麻ひも(支柱にトマトを括り付けるため)
プランターで栽培する方は、上記に加えて以下のものが必要になります。
- プランター(深さと直径が30cm以上のもの)
- 鉢底石
プランターの大きさを示す「号」とは、1号当たり3cmです。そのため号数のみで表示されている場合、10号以上で深さが30cm以上ある物を選びましょう。
種植え付け~定植
この項目では、種の植え付けから、定植まで書いていきます。
植え付け時期
種まきは、夜の気温が15度以上になる頃に行います。大まかな目安は以下の通りです。
気温体(当てはまる地域) | 種まき時期 |
温暖地(四国~九州) | 2月中旬~3月上旬 |
中間地(関東~中国地方) | 3月 |
寒冷地(東北地方~長野) | 3月下旬~4月中旬 |
私は寒冷地で植物苗ポッドから栽培していますが、外に置いただけだと発芽まで時間がかかることが多いです。より多く収穫したい方はビニールハウスや室内で栽培し地温を確保する工夫が必要な場合があります。
間引き~定植
発芽したら、本葉の一枚目が出たら発育の良いほうを残すように間引いて苗が二つ残るようにします。
本葉の二枚目が出たら、残しておいた二つの苗から発育の良いほうを残して間引きます。残した苗は、本葉が5~6枚になったら定植に移ります。
ポッドで栽培した苗が育ったら定植していきます。極力、根を傷めないよう気をつけて行います。定植出来た後はしっかり水を与えておきましょう。
栽培管理
ここからは栽培管理として主に水やり・人工授粉・脇芽取り・追肥・病害虫対策を行っていきます。
水やり
ミニトマトの水やりは、ポッド栽培している時期と、プランターや地植えした後では若干やり方が異なります。
種まき~ポッド栽培している際は土の表面が乾燥しないように、まめに水やりが必要です。「水やりを忘れてしまう!」という方は新聞紙を水に濡らしポッドの上に置いておくといった工夫をしておくと土の乾燥を防げるかと思います。温度が十分であれば約4日ほどで発芽しますので、確認出来たら早めに新聞紙は取り外しましょう。
定植後は土の表面が乾燥したら水を与えます。トマトは乾燥に強い植物のため、数日水やりしなくても大丈夫です。
土の質や気温によりますが、私の経験では晴天が続くとプランターで約3日、地植えなら約5~6日ほどでへたってきますので、それ以内の日数で水やりの確認を行いましょう。
人工授粉
トマトの花が咲いたら、確実に果実がなるよう人工授粉を行います。
花が十分に咲いたら、軽く花を揺らして受粉を促します。不安であれば、授粉用の薬剤を散布するのもよいでしょう。
経験上、軽く花を揺らすだけでも受粉できています。受粉できていれば数日で実が出来てきますので確認しましょう。
脇芽取り
脇芽とは、上へ伸びていく茎と葉が生える枝の間から生えてくる枝のことです。
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放任で育てる場合や品種によってはそのままでよいですが、基本的には脇芽は取っておきましょう。そうすることで栄養が残った実や茎に送られよりおいしいミニトマトが収穫できます。
追肥
時期
ミニトマトの追肥は、数回に分けて細かく行います。
まず一回目は、最初の実が実り始めたら行います。化成肥料であれば量は、プランターでは約10g、地植えであれば20~30gを1平方メートルあたりです。まく場所は株本から少し離れた場所にまいて、土と混ぜておきましょう。
2回目以降は、下から順番に奇数段目の花が咲いたときに行うか確認します。茎や葉の様子を確認し、追肥を行うか決めていきます。量は一回目と同じ量です。
病気・害虫対策
ミニトマトにも病気や害虫がつく場合があります。
病気・害虫ともに発見が遅れると収穫に影響が出ます。そのため時折ミニトマトを観察し、病害虫を早めに発見することが大事。様々な病害虫がありますが、基本的に対策は病気の部分を取り除いたり、対応する農薬などの散布を行います。
日ごろから病害虫が発生しないよう予防のための薬剤を散布したり、環境づくり(多湿になりすぎないよう葉の剪定をする)などを行うのも効果的です。
収穫
ここまで育てることが出来れば収穫はもう少しです。おいしいミニトマトを収穫していきましょう。
収穫できる実の区別の仕方
ミニトマトは開花してから約40~50日で収穫時期を迎えます。へたの近くまで赤くなったものが食べごろです。
収穫時期が遅れると実が避けてしまう場合があるので、時期が来たらミニトマトをしっかり観察しておきましょう。
思い込みによる失敗談
ここでは大雑把な性格の私がやらかした失敗談について書いていきます。
「育てる前に調べたけど、○○はこれくらいでいいでしょ!」と思って進んでいった結果の失敗ですので、自分も怪しいと思ったら参考にしてみてください。
支柱一本のみでは支えられない!
育てている品種によりますが、大体身長くらい(160~200cm)まで伸びる品種を育てている場合、ただ支柱を一本たてただけでは倒れてしまいます。
複数のミニトマトを植えている方はそれらの支柱同士を結ぶなど、何かしらの方法で支柱を支える必要があります。私はこれを怠った結果、支柱が倒れ誘引していたトマトが折れそうなぐらい曲がっていました。
支柱の固定方法としては、直立式や合掌式など様々な支柱の支え方があるので各家庭に合った方法で支えましょう。
私はプランター栽培しているミニトマトの支柱は、使っていない物干し場に固定しています。支柱を一本しか使わなくてよく安上がりです(笑)。地植えしているものもありますが、こちらは各トマトに建てた支柱同士を別の支柱で固定しています。苗が成長すると若干不安定ですが、倒れはしないのでよしとしています。
週に一回は観察する!
放任しても問題なく育つ場合があるミニトマトですが、週に一回は観察した方がよいかと思います。問題なく育っているならよいですが、病害虫などが発生している場合に気付くのが遅れると、その後の収穫にかかわってきます。
私はこれをしなかった結果、せっかく実がなりだしたミニトマトを害虫に食べられているのを発見しショックを受けた記憶があります。
皆さんはこのような思いをしないよう、少しでよいので観察してあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ミニトマトの種から栽培する方法についてまとめてきました。
まず最初に、種から育てる場合に必要な作業、道具などをまとめました。
必要な作業
- 種の植え付け~定植
- 栽培管理
- 収穫
必要な道具
- 培養土
- 植物苗ポッド
- 肥料(トマト専用のものだと良い)
- 支柱
- 麻ひも(支柱にトマトを括り付けるため)
また、私がやってしまった思い込みによる失敗談についても書いてきました。
- 支柱一本のみでは支えられない!
- 週に一回は観察する!
これからミニトマトを栽培しようと思っている方は、ぜひ参考にしていただきおいしいミニトマトを収穫してください。
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首都圏を中心に行っており、菜園アドバイザーも勤務していますので、興味のある方はぜひ見てみてください。
以上です!ご覧いただきましてありがとうございました!