「家庭菜園始めたけど、雑草抜くのめんどくさい…」
「無農薬栽培に興味があるけど、どの本を読んでみよう…」
このような方に向けて、私が家庭菜園で土づくりの方法を知るために読んだ本「ぐうたら農法」について紹介していきたいと思います。
私はこの本ともう一冊土づくりの本を読みましたが、こちらは雑草を抜かず刈り、畝にしく草生栽培と言う栽培方法が記載されています。私はまだ数年しか家庭菜園をしていませんが、今後も同じ畑の土を使う上で、とても参考になる本でした。またぐうたら農法を使用した場合の野菜の育て方も載っているため、土づくりだけでなく野菜を育てる際も参考になるかと思います。
出来るだけ手がかからない野菜の育て方を探している方にはおすすめの一冊ですので、ぜひ参考にしてください。
「ぐうたら農法」概要
- 発行所:株式会社 ワン・パブリッシング
- 監修者:西村和雄
- 発行者:松井謙介
- 値段:1760円(単行本) 1584円(Kindle版)
草生栽培という雑草や土壌微生物の力を借りながら野菜を育てていく方法を解説している本です。草生栽培を行うために必要な土づくりの方法や、42種類の野菜の育て方が記載されています。
大きく以下の3章にわかれており、各章ごとにわかりやすくまとめてあります。
- 草を活かしての野菜作り
- ぐうたら農法の始め方
- ぐうたら流 美味しい野菜の作り方
私は住宅地にある自宅の庭で家庭菜園を行っていますが、そのような環境でも参考にできる内容が多くありました。本の通りにできれば連作障害の起きにくく、与える肥料も少なく済む畑ができるとのことで、非常に魅力的な内容でした。
以下に、私が興味深かった内容について簡単にまとめます。
雑草を生かすぐうたら農法
今までは雑草は土の養分を奪う憎いやつ!と思いながら抜いていたのですが、ぐうたら農法では抜かず、刈るのみにとどめます。こうする理由は根を残し土中の微生物に分解させ団粒構造の土を作るため。草を刈るのは、野菜が雑草に負けないように。刈った草は敷いて草マルチに使用する。このように、雑草をうまく使用しながら野菜を育てていく方法をとっています。
このような栽培方法を草生栽培と言うそうです。
ぐうたらではあるが、ほったらかすわけではない
ぐうたら農法との題名のため、極力手をかけず楽に野菜を育てていく方法が載っていると思っていたのですが、まったく手をかけないわけではありませんでした。
基本的には雑草を抜きません。しかし、野菜が雑草に負けないよう適度に刈る必要もあります。ここは手を抜かないのがぐうたら農法、とのことでした。
畑全体を耕したり、元肥として肥料を撒くといった作業も基本的にしない(やっても数年に一度)ため、通常より作業は少ない栽培方法方は思います。めんどくさがりの私にはとても魅力的な内容でした。
「ぐうたら農法」をおすすめできる方
数年以上野菜を育てる予定があり、草生栽培に興味がある方
このぐうたら農法ができる土になるまで、一年ほど時間がかかるそうです。すでに畑はあるが土づくりから行いたい方や、数年野菜を育てており畑の土が痩せてしまった方、連作障害が気になる方には解決策の一つが書いてある本ですのでおすすめです。
初めて家庭菜園を行う方、畑はなくプランターで始めようとしている方にはあまり活用できる内容は少ないかもしれません。
草生栽培の一例として、栽培方法を知ると言う目的であれば興味深い本かと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、私が家庭菜園で参考にした本「ぐうたら農法」について紹介していきました。
まず、この本の概要と、興味深かった内容について記載しました。
概要
- 草生栽培を紹介している内容
- 42種類の野菜の育て方紹介
興味深かった点
- 雑草を生かすぐうたら農法
- ぐうたらではあるが、ほったらかすわけではない
次に、私この本をおすすめできる方についても書いてきました。
数年以上野菜を育てる予定がある方
草生栽培に興味がある方
楽天koboやkindle版もあり、Kindle Unlimitedであれば無料で読むこともできます。
家庭菜園を始めるにあたって、何か本を探している方はぜひ参考にしていただき、美味しい野菜を育ててみてくださいね。
以上です。ご覧いただきましてありがとうございました!