「夏野菜をできるだけ多く収穫したい…」
「寒い地域だから種を植える時期が遅くなっちゃう…」
このような悩みを持つ方に向けて、種を早く発芽させるための加温方法についてまとめてみました!加温することによって外で育てる場合よりも早く発芽し、より長く野菜の収穫を楽しむことができます。
苗は高いから種から育てたいけど、気温が低くてなかなか発芽しない、もっと長く収穫を楽しみたい方にはおすすめの内容となっていますので、ぜひご覧になってください!
種が発芽するために必要な要素とは
まず、種が発芽するためには以下の要素が必要となります
- 水分
- 空気
- 温度
この中で簡単に手を加えることができ、発芽を早められるのが「温度」です。野菜の種類によって多少の違いがありますが、発芽するための適温があり、この環境に合わせることで早く発芽させることができます。
様々な方法がありますが、使えるスペースが少ない場合も多い家庭菜園で使える方法を以下にまとめてみました。
加温方法の紹介
園芸用ヒーターマットの使用
電力を使用し温めることで地温を上げ、発芽を促します。
いくつもの商品があり値段がまちまちですが、高いほどマットが大きくなり、温度表示や温度調節ができるようになります。
私はこちらの商品でミニトマトを育てています。機能としては温めるだけですが、問題なく発芽させることができています。
温度の確認、調整を行いたい場合はこちらのような温度調整機能付きのものか、別途温度計を購入して対応しましょう。
こちらの商品は確認したい場所に温度計を差し込むタイプですが、電源プラグが通常のものと異なります。商品説明欄を確認し、アース付き3極プラグが使用できる電源タップを用意しましょう。
人の体温で温める
自分の体温を利用して加温し発芽を促す方法です。「めんどり育苗」とも呼ばれています。いくつか必要なものと手間はありますが、大抵の物は家にあるためほとんどお金がかからず、場所も取らないのでおすすめの方法の一つです。
必要なものは以下のとおりです。
- ティッシュやキッチンペーパー
- ジップロックなどの密閉できる袋(小さめのものが良い)
手順としては、
- キッチンペーパー等を濡らして、種を包む
- 密閉できる袋に入れる(何の種か書いておくと良い)
- ポッケなど体の体温が伝わる場所に入れる
- 1日経ったら袋から出し芽が出ている確認し、出ていなければキッチンペーパーを濡らす
発芽するまで上記の方法を繰り返し、発芽したら土に移して育てます。
種だけでも思った以上に水分を吸収しています。
小型ビニールハウスの使用
小型のビニールハウスを使用しその中で発芽させる方法です。多少お金がかかりますが、発芽した後に外の気温が低い場合でも使用し続けることが可能なので長く使うことができます。スペースや育てたい野菜の数と相談しながら、ちょうど良いものを探しましょう。
手作りに関してはこちらのサイトの方法が様々な手作りビニールハウスを紹介しており参考になるかと思います。
注意点
ビニールハウス以外の方法で発芽させた場合ですが、基本的に部屋の中で加温しているかと思います。発芽し葉が出てきたら日光に当てないと徒長してしまい今後の成長に影響するため、日光にあたる環境におきましょう。
また、発芽はしたものの外の気温が低すぎる場合、苗が枯れてしまう場合もあります。ビニールハウスを使用したり、夜は家の中に入れるなど最低気温には注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は家庭菜園でも使える発芽を早める加温方法について紹介してきました。
まず発芽させるために必要な要素を簡単に紹介しました。
- 水分
- 空気
- 温度
次に加温方法について紹介しました。
- 園芸用ヒーターマット
- 体温で温める
- ビニールハウスの使用
野菜を早く発芽させたい方、なかなか発芽せず困っている方はぜひ今回の内容を実践していただき、おいしい野菜を長く収穫していきましょう。
以上です!ご覧いただききましてありがとうございました!